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07月31日 (火)  [日記] 戦友(とも)の死を越えて…
07月30日 (月)  [日記] もうひとりの英雄
07月29日 (日)  [日記] 英雄誕生
07月28日 (土)  [日記] 講習中に昼食を食べてしまった
07月26日 (木)  [日記] シニアなシネマのハリー・ポッター
07月25日 (水)  [日記] 23ページの奇跡
07月24日 (火)  [日記] アヒルとカモと数の子と…
07月23日 (月)  [日記] 魔法以上のユカイな美術部
07月22日 (日)  [日記] 夏と金は人を狂わせる
07月20日 (金)  [日記] 69%の思いやり

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:: 戦友(とも)の死を越えて…

太陽は沈み、世界は朱に染まり始める午後6時。
夏期講習や部活を終えた生徒たちはすでに帰宅し、校内にはほんの数人の生徒と教師しか残っていない。
開け放たれた窓から冷たい風が吹き抜ける。夏の夜の風だ。


人の気配が消え、夕日に照らされた静かな校舎。



今日、ここは戦場と化した。





校舎1階、一番奥の教室。
コロの所属する3年8組の教室だ。

そこには部活を終えたコロ。
そして大松くん、香取くん、米田くんの3人のクラスメイトがいた。



コロ以外の3人は、紙で作ったボールでキャッチボールをし始める。
先生に見つかったら間違いなく怒られるだろう。

コロは帰りの電車の時間まで少し余裕があるため、ヒマつぶしに3人のキャッチボールを眺めていた。




最初は、ただのキャッチボールだった。
そこまでなら許されたんだ。

だが、時に男は理由無しに熱く燃え上がることがある。


気がついた時にはキャッチボールは野球に進化し、さらに数分後には相手に向かって思い切りボールを投げ、相手はそれをかわすというゲームに……。



その後も単なるボールの投げ合いは凄まじい進化を遂げ、最終的には教室と廊下を縦横無尽に駆け回り、ボールをぶつけ合う凄まじいサバイバルゲームとなってしまったのだ。



米田くんが野球で鍛えた豪速球を投げ、大松くんが跳び、香取くんがそれを追う。

大松くんが廊下に避難すれば、米田くんが別の出入り口から外に飛び出して大松くんを狙い撃ち。
その一瞬の隙をついて香取くんが教室から大松くんを仕留める。

またある時は二人が別々の場所から大松くんに時間差攻撃を仕掛ける。



それはまさに、己のプライドを賭けた男と男の戦い。
今、この教室は戦場となったのだ。





大松くんが集中砲火を浴びているのは気にしない。





さてさて、コロはというと、
なぜか教室の隅っこでiPodからBGMを流してました。
戦いのムードが盛り上がるよう、さりげに頑張っていましたよ。


例えば……




ゲームボーイのポケモンの戦闘シーンのBGMとか





マリオのゲームオーバー時のBGMとか





クイズミリオネアのテーマとか





ニャホニャホタマクローとか





うん、盛り上がったですね。はい。
苦情は受け付けません。





そんなこんなで遊んでいると、いつの間にか電車の時間が迫ってきていた。
むしろ電車にギリギリで間に合うかどうかの時間帯。
長居しすぎたようだ。

皆が激しい戦いを繰り広げている横で、慌てて荷物を片付け始めるコロ。


コロ「オレ、電車の時間ヤバいから帰るわ!」

大松「間に合うか?」

コロ「死ぬ気で走れば間に合う!」


カバンを背負い、教室の出入り口へと駆け出すコロ。


出口まであと1メートル。







だが、運命とは常に非情なもの。

次の瞬間、残酷な運命が僕に降り掛かった。


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:: もうひとりの英雄

こんばんは。
校内を白衣姿でうろついてましたコロです。
先生に見つかりやしないかとヒヤヒヤしてましたよ。

あ、なぜ白衣を着ていたのかは内緒です。



部活後、コロは荷物をまとめて部室を後にする。
帰る前に自分のクラスをのぞいて見ると、横山くんをはじめとする数人のクラスメイトたちが雑談をしていた。

どうやら彼らは居残って受験勉強をしていた勉強熱心な方々のようだ。
そろそろ帰る時間なので勉強を切り上げて適当に雑談をしていた、そんなところだろう。


雑談の途中、なぜか横山くんが教室の隅にあったバスケットボールを手に取った。
そしてコロに向かってパス。

コロ:キャッチ成功。すかさずパス

横山:キャッチ成功。すばやくパス

コロ:キャッチ成功。勢い良くパス

横山:華麗にキャッチ。美しくパス

コロ:ギリギリキャッチ。パスミス






横山:レシーブ成功


ボールは空中に美しく弧を描き、横山くんの手の中に。


横山:パス

コロ:キャッチ成功。渾身のパス

横山:再びレシーブ。

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:: 英雄誕生

こんばんは。
部長にドジだと言われたコロです。
屈辱です。



受験生に休みなど無い。

ムサい熱血教師が言いそうなこのセリフ。
でも実際その通りだと思う今日この頃。

特にウチの学科は国公立大学目指してる人がほとんどですからねぇ。
夏期講習が終わった後もずっと学校に残って自習してる人も珍しくないです。


さてさて僕はといいますと、高文連の作品制作の真っ最中。
締め切りまであと1週間くらいだった気がします。たぶん無理ですね。



今日の午後5時頃。
1人黙って絵を描いていたところ、突然「ピンポンパンポ~ン」の音が聞こえてきた。校内放送だ。




放送『3年○組イガ。3年○組イガ。校内にいたら至急職員室まで来てください』




部長っ!!!


呼び出されたのはまぎれも無く我が美術部の部長、イガさん。

今は夏休みの真っ最中。
登校しているかどうかもわからない生徒を、しかも「至急」で呼び出すなんてただ事ではない。


コロ「部長、いったい何やらかしたのさ」

イガ「わかんない!」


そう言って彼女はダッシュで職員室へ。



その直後、どこからともなく携帯のバイブの音が…。


もしもし、と携帯にでたのは同じく美術部のカモさん。
敬語で話をしているので相手は大人だろう。
遠くてよく聞こえないが、カモさんの表情から察するにあまり良い話ではなさそうだ。



さらにその後、部長が職員室から帰ってきたのだが、なぜか重度のパニック状態に陥っていた。

引きつったような笑顔で奇妙な笑い声を発しながら、ふらふらと千鳥足のような動きをし、なぜかカーテンの影に隠れたり……とにかくヤバそうな様子だった。

カモさんの「どうしたの?」の問い掛けに対して部長は頑張って説明しようとしていたのだが、動揺しているせいか、何を言っているのかいまいち理解できない。


ここはイガさんと付き合いの長いカモさんに通訳してもらった方が良さそうだ。




彼女の話を要約すると、本日イガさんは不覚にもサイフと定期を家に忘れてしまい、それに気付いた彼女の母親が学校とカモさんに電話をしてきた、というわけ。
なぜイガさんに直接連絡しなかったのかというと、イガ母は娘は携帯も忘れていったと勘違いしたかららしい。



そんなわけで校内放送で呼び出しをかけられ、職員室へ向かった部長。
親に定期等を持ってきてもらうため、電話をしなければならない。

ところがどっこい、我が高校は携帯使用禁止。
つまりは学校に設置されている公衆電話を使わねばならない。



先生「(親に電話するための)10円持ってる?」

イガ「サイフも持ってません……」

先生「じゃあ職員室の電話使っていいよ」



と、先生のご好意により部長は電話を借りることに…。

だが、今日は夏休みの上に日曜日。
職員室内にはほんの数人の先生しかおらず、めちゃくちゃ静かだったらしい。
その中で電話なんぞしたら声がよく響き渡ること。

そんな大恥をかいてしまった部長は半狂乱状態で部室に帰ってきた。
これが事件の全貌である。
















「あれ、オチは?」と思った方、ご安心ください。
まだ続きます。
今日は長いですよ。


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:: 講習中に昼食を食べてしまった

こんばんは。
「ポケモン言えるかな」の歌詞を忘れてしまいましたコロです。
昔は全部歌えたんだけどなぁ。



さてさて当ブログを見ている学生諸君、夏休みを十分エンジョイしているでしょうか?
コロは講習と部活でそんな余裕は皆無です。

そんなわけで今日も今日とて僕らは夏期講習。
本日の科目は政治経済。中学校風に言うと公民です。

時間はもうすぐお昼時の11時。
コロは早くも空腹に襲われているのでした。


コロ「…………ハラ減った」


僕は机に突っ伏したまま、誰に言うのでもなくポツリとつぶやいた。
いっそのこと、影でこっそり弁当でも食べてしまおうか。

そんなコロのつぶやきは、隣りの席に座っていた新一くんにも聞こえたようだ。

彼は無表情のまま、ゆっくりとこちらに振り向いた。
そしてその表情のまま、小さく、低い声で言う。

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:: シニアなシネマのハリー・ポッター

こんばんは。
小説を買うために本屋へ行ったのですが、立ち読みに夢中で本を買うのを忘れてました、コロです。
仕方がないので受験生らしく英単語帳でも読みます。



今日は友人と一緒に映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』を見に行きました。
ハリー先生ご苦労さまでしたって感じです。


あ、ネタバレはしないのでご安心を。



ここのところ、学祭とかでバタバタしてましたからねぇ。
たまには息抜きも必要です。はい。


講習やら部活やらで昼間は時間がないため、夜7時50分に映画館に集合ということで決定。
部活を終え、僕が家に帰ったのはすでに6時過ぎ。
慌てて夕食を済ませ、電車の時間をチェック。







…………







集合時間 数分前か1時間前しか電車がないという衝撃の事実




ああ悲しき田舎の宿命。
仕方がないので親に車で送ってもらいました。



無事 待ち合わせに間に合い、友人たちと合流。
さっそくチケットを購入せねば。


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:: 23ページの奇跡

こんばんは。
自販機でジュースを買おうとしたら、10円玉が1枚足りなかったコロです。
仕方がないので100円玉2枚で購入しました。




今日の数学の講習での話。

またもや5分ほど遅刻して教室に現れた藤原先生。
「はい、じゃあ前回の続きから始めるよ!」と元気よく号令をかける。
僕らは前回の講習で中途半端に終わったページを開いた。


この講習で使う教材は教科書ではなく、藤原先生が用意した問題プリントだ。
ページ数は全23ページ。
どうやら様々な問題集から問題を抜粋して作ったらしく、問題番号が121~127、58~62、186~194、97~104…といった感じでゴチャゴチャになっていた。

前回の講習では12ページの98番の問題で終了した。
つまり、今日の講習は13ページの99番から始まるわけだ。



藤原先生「みんな準備いい?
     解答始めるよ!」


藤原先生がチョークを片手に、プリントのページをめくった。

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:: アヒルとカモと数の子と…

こんばんは。
………………コロです。
出だしが何も思いつかなかった。



さてさて我々美術部は来月の高文連に向けての準備の真っ最中。
僕の場合、描くものを決めるのにとてつもない時間がかかるため、半日かかってようやく決まりました。

これがその写真です。
photo.jpg*クリックで拡大


気分転換がてら校内を散歩していたところ、まさに灯台下暗し。美術室前の廊下にこんな素敵な場所がありました。

前々から描きたかったサックスと木のイスを配置して準備OK。
ちなみにどちらも美術部の備品です。


さっそく下書き開始。
カンバスに下書きをする場合、通常は鉛筆か木炭を使います。シャープは使いませんよ。

木炭はこんな感じです。
070724_155617.jpg

鉛筆と違って布でサッと拭けば消えるという優れもの。
少々折れやすいのと、手が真っ黒になるのがたまにキズ。



他の部員たちも描くものが決まり、木炭を手にカンバスと向き合っていた。

しばらくして、美術部3年のカモさんが皆の様子を見にきた。
なぜかその胸には美術部特製ペンギンバッチが……。


佐川「あっ、ペンギンバッチだ!」


バッチの絵柄は2匹のペンギンが並んで立っているだけのシンプルなもの。
と、バッチを観察していた佐川があることに気付いた。


佐川「なんかペンギンの後に『みにくいアヒルの子』がいるんだけど…」


よく見ると、確かにペンギンたちの影に鳥の頭らしきものが見えた。
佐川の言う通りアヒルだろうか。

するとカモさんは「違うよ」と言い、





カモ「『みにくいカモの子』だよ」




「カモさん」だけに、ですか。



『みにくいカモの子』
………なんだか、


コロ「…なんか、『数の子』って聞こえる」

と、コロがポツリとつぶやくと、部長のイガさんが呆れたように言った。


イガ「『みにくい数の子』って、もう救いようがないね」

カモ「ひどっ! イガのバカ!」

佐川「イガ先輩はバカじゃないですよ!」



佐川の最後の一言に、イガさんはえらく感動したようだ。
彼女はものっすごい嬉しそうな表情で佐川の元へ駆け寄り、満面の笑みで言う。


イガ「佐川、良いこと言った! 佐川も時には良いこと言うなぁ!」


イガさんは喜びのあまり、佐川の肩をバンバンと叩き始めた。




そして…

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:: 魔法以上のユカイな美術部

こんばんは。
未だに部活で雑用やらされてます、コロです。
部室の掃除は僕の仕事のようです。
皆が食い散らかしたおやつのゴミの処理とか…。




ある晴れた日のこと。
…いや、今日のことなんですけどね。


高文連を間近に控えた僕らは、部室で必死に絵を描いていた。

だが、今日はお天道さん(太陽)がかなりゴキゲンで部室内はかなり蒸し暑くなっていたため、集中力が全く続かない。
そんな時、美術部員たちは歌を歌ったりすることがよくある。

みんなで声を合わせて合唱したり、数人が皆違う歌を歌ったり、意味も無くハモったり。



パッと見、合唱部と化している部室で、コロがカバンからiPodを取り出した。
ちなみにブラック。

何やら曲を探し、再生ボタンを押す。








♪ くちぶえはなぜ~ 遠くまで聞こえるの あの雲はなぜ~ わたしをまってるの おし~えて~おじいさん~……… ♪







♪ ポケモン ゲットだぜ!  ちゃーちゃららら~ ちゃちゃちゃちゃらら… ♪







♪ ひっこぬか~れて あなただけに~ついて~ゆく~ 今日も運ぶ~戦う増える~そして~……… ♪







♪ ニャホニャホタマクロ~~ ニャホニャホタマクロ~~  ガーナのサッカー協会会長… ♪






…などなど、なぜか懐かしの歌が部室内に次々と流れ始める。
あ、もちろん普通のJPopとかも入ってますよ。
上記の歌はネタとして入れてるだけです。

そして曲が流れるたびに、ちゃっかり歌い出す部員たち。



最後に流した「ニャホニャホタマクロー」が終了。
すると、ある1年生部員(女子)が突然聞き覚えのある歌を歌い出した。







♪ アル晴レタ日ノ事 魔法以上のユカイが 限りなく降りそそぐ 不可能じゃないわ ♪






涼宮ハルヒの憂鬱!?






しかもダンスまで完璧に踊っているよこの人!!!




なんなんだ、なんなんだこの1年生は!?
いくら美術部は変人の溜まり場とはいえ、俗に言うハルヒダンスをマスターしてるやつは初めて見たぞ。

しかも他の部員たちも「いいな~」「それカワイイよね」とか言いながら一緒にノリノリで歌い出す。

終いには携帯で歌をダウンロードして流し始めた。





……あ、もちろん僕は参加してませんよ。
僕は涼宮ハルヒは見たことないんで、歌えないです。
というか、歌えても遠慮します。








さて、そんな大騒ぎがあったせいか、いつの間にか下校時間。
さっきまで元気に踊っていた部員たちも下校準備を始める。

夏場は非常に暑いので、部員たちは部室ではTシャツなどの薄着でいることが多い。
だが、我が校では登下校は基本的に制服オンリー。
こんな服装で下校すれば説教ものだ。

そのため、帰る際にはまた制服に着替えなければいけないわけだ。


以下、2年生部員の佐川と笠原(どちらも仮名)の着替え後の会話。




笠原「佐川、着替えるの早いね」


佐川「だって魔法使ったもん。

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:: 夏と金は人を狂わせる

こんばんは。
部活中、部室内があまりにも蒸し暑かったのでクツを脱いだら、カモさんに「ああ! コロが暑がってる!」と言われました。
どうリアクションをとれば良かったのでしょうか。


今日は日曜日にも関わらず、夏期講習と部活のダブルパンチで1日中 学校にいましたよ。
しかも今日になって突然思い出したかのようにかんかん照りの真夏日和となり、「暑い」という単語があちらこちらから呻くように聞こえてきました。


そんなむさ苦しいお昼時の出来事。

午後の講習までの待ち時間、教室で適当に雑談をしていた僕ら。


唐突ですが、僕は今デジカメが欲しいんです。
なんでと訊かれても、とりあえず「欲しいから」としか言えないわけですが、とにかく欲しいんです。高性能なやつが。

僕は雑談の中でそのことを話してみた。


コロ「オレ、今デジカメ欲しいんだよ」

すると横山くん、

横山「買えば?」

と、吐き捨てるように一言。


それ以上は何も言えず、黙るコロ。




すると今度は境くんが言った。


境「オレは春が欲しい」


すると横山くんは言った。

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:: 69%の思いやり

こんばんは。
電車に乗ったらあまりの湿気で眼鏡が曇りました、コロです。
夏に眼鏡が曇るとは思いませんでした。




数学の時の話。

すでに授業開始のチャイムは鳴ったはずなのだが、藤原先生はまだ現れない。
まぁ、我が校では教師の遅刻は特別珍しいことではない。
皆、適当に雑談をしながら時間をつぶしていた。


皆の話題の多くはテストについて。
そう、今日は先日行った数学のテストの返却日…………のはず。

藤原先生は今まで幾度となく「ごめん! テストの採点間に合わなかった」と、笑顔でテストの返却日を延期してきたのだ。
今回もそうなる可能性は十分ある。


コロ「なぁ大松、今日は藤原先生が『ごめん』って言う確率は何%だと思う?」



大松「69%」



コロ「高いなっ!?」


僕が思わず本気でツッコんでしまった直後、狙いすましたかのようなタイミングで藤原先生が教室へやってきた。

そして…






先生「ゴメン! 間に合わなかった!」



大松くんの読みは見事的中。
すると大松くん、もの凄い嬉しそうな表情で…



大松「ほらみろ69%!!」



と、叫んだ。

今は一応授業中。
大松くんが叫んだ理由と意味が全くわからないクラスメイトたちからは、冷たい視線が集まってくるのだった。








数時間後、再び数学の時間。
(僕のクラスは日によっては数学が2時間ある)

再びやってきた藤原先生の手にはテストの束が。
どうやら採点は無事終わったようだ。


先生「はい、じゃあテスト返します! ○○くん」


先生が出席番号順に生徒の名前を呼んでいく。
呼ばれた生徒はテストを受け取り、その点数に喜んだり落ち込んだり叫んだりしていた。

周りの生徒たちは「何点だった?」「どうだった?」「赤点?」と質問の嵐。
点数の良かった者は自慢げに答案を見せ、そうでなかった者は黙って席へ戻って行く。
どこの学校にもあるであろう、いつもの光景だ。

先生はというと、いつも通り笑顔で答案を手渡し、生徒の点数次第では褒めたり注意したりしていた。




ところが…




先生「次、米田くん(仮名)」




この瞬間、先生から笑顔が消えた。



先生から無言でテストを手渡された米田くん。






米田「……………………………………」







言葉にならない点数だったようだ。
彼は足早に席へと向かう。


香取「え、米田、何点だったの?」


クラスメイトの香取くん(仮名)は、米田くんの尋常ではない様子を見て、思わず点数を尋ねた。
だが、米田くんから帰ってきたのは沈黙のみ。
彼はそのまま逃げるように歩き続けた。


香取「米田、何点だったのさ」


と、彼は授業中にも関わらず席を立ち上がり、米田くんの後を追いかけた。






その時だった。



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