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:: 夕闇の決闘日記


事件は突然起こった。


最初は何が起きたのかわからなかった。
でも、必死な彼の様子を見て、本気でやらなきゃいけないような気がしてきたんだ。

逃げちゃいけない。
彼の拳を、思いを受け止められるのは僕しかいないんだ。

だから僕は……






数分前。

時間は午後6時を過ぎていたと思う。
日はすでに沈み、あたりは薄暗くなっていた。
多くの生徒はすでに帰宅し、部活の生徒は必死に練習をしている最中のため、人気(ひとけ)はほとんど無かった。


玄関の前にある広場。
僕と横山くんはそこにいた。


横山「コロぉっ!!」

彼は僕の名を叫び、思い切り殴った。
名前が「コロ」だと、叫んでも緊張感がないように感じるのは気にしない。

彼の容赦無い一撃はコロの腹部に直撃。
息が詰まり、一瞬呼吸ができなくなった。
そのままよろよろと後ろへと下がり、壁に寄りかかる。

僕を殴った横山の拳は怒りでわなわなと震えていた。


荒い呼吸のまま、かすれた声で必死に言葉を絞り出すコロ。

コロ「……よ…横山」

横山「どうしてなんだよっ!!」

横山くんはふらつく僕のことなど気にせず、僕の肩を両手で掴み、ガクガクとゆらす。
普段のクールな(?)横山くんからは想像もできないほど、彼の様子は必死そのものだった。

コロ「お、落ち着け…横山」

横山「……っ、どうしてっ」

彼は言いかけた言葉を飲み込み、再び拳を握る。

コロ「ぐっ…!」

とっさにガードしたが、少林寺で鍛えた彼の拳は半端なものじゃない。
耐えきれずにコロは膝をつく。










そんな芝居を繰り広げた二人だった。




ええ、演技です。
殴ったふりです。
ビックリしました?

薄暗い校舎の玄関前の広場で、マジでこんな芝居をやってました。

そもそもなんでこんなことをやっていたのかというとですね、
帰ろうとしたら偶然横山くんたちと遭遇したんですよ。
で、友人がトイレに行ってしまったので、僕らがそれを待っていたら、突然横山くんが殴るフリをしてきたんです。

正直ワケ分かんなかったですけど、「ああ、ここはやられたフリをするべきなんだろうなぁ」ってな感じで始まったワケです。

冒頭の文はその時の様子を無駄に脚色して書いたもんです。



幸い、この殴り合い(のフリ)を見ていた人はいませんでした。
二人とも演技派で真剣にやっていたもんだから、知らない人に見られたらヤバかったですね。




「バカじゃないの」とか言わないように。




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この記事へのコメント

芝居だったんですかw

見てみたかったですw
小春 | URL | 2007/04/26/Thu 22:45 #- [編集]

アカデミー賞も夢じゃないですね(笑)
Mr.バーガー | URL | 2007/04/26/Thu 23:43 #- [編集]

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| | 2007/04/27/Fri 12:39 # [編集]

本気でびっくりした。
ちび | URL | 2007/04/27/Fri 15:27 #- [編集]

腰が抜けましたw
taura | URL | 2007/04/27/Fri 17:08 #- [編集]

たまに殴るフリをして友達が自分から
あたってくる時もあった~
演技力高いね(・w・)
銀魂を持つもの | URL | 2007/04/27/Fri 18:02 #- [編集]

映画撮れますよ。
りん | URL | 2007/04/27/Fri 19:09 #- [編集]

横山くんに「一緒に演劇部入るか?」と訊いたら「いや、いい」と即答されてしまいました。
コロ | URL | 2007/04/27/Fri 22:27 #52lp4tnc [編集]

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